たゆまぬ研鑽と努力で、最先端の技術を生み出す
安全で快適な社会に欠くことのできない『半導体』。その進化を支えるものの一つにフラッシュメモリがあります。データを記憶する、つまり記録・保存するといった役割を担う、半導体の中でも非常に重要なデバイスです。全世界を席巻するAI、新たな時代に突入したモビリティ、強固さと安全性が求められるデータセンター…『記憶』の重要性は大きく加速しながら増していくことでしょう。
キオクシア株式会社は、1987年に世界で初めてNAND型フラッシュメモリを開発・製造しました。近年では、さらなる微細化の要求に応えるため、積層するという発想のBiCS FLASHTMを世に送り出しました。キオクシアシステムズ株式会社は、キオクシアが提供する各種メモリ製品の設計開発・評価・解析、品質向上、生産性向上といった幅広い機能・技術領域を担っています。豊富な知識と斬新なアイデアを持つ技術者が多く在籍し、たゆまぬ研鑽と努力を続けながら、最先端の技術を生み出しています。
「なぜ?」「どうして?」
この気持ちが技術者を大きくする
世の中の変化の速度は、日に日に増しています。私たちが属する半導体業界は、その最たる位置にいると言っても過言ではないでしょう。会社の若い力となってくれる皆さんにお願いしたいことは、まずはいろいろなことに興味を持って積極的に学んでもらいたいということです。「なぜ?」「どうして?」という気持ちを持ち続けてください。この気持ちこそが技術者の原点であり、「挑戦する」という行動のトリガーになるのだと確信しています。
当初は不安なこと、わからないことがたくさんあるでしょう。しかし、心配は不要、誰しも通る道です。皆さんと年が近い先輩、経験豊かな上司がしっかりと支えてくれます。今はツールがたくさんありますので、直接会話する、チャットする、メールで聞いてみる…とにかくコミュニケーションを大切にしながら、失敗を恐れずに挑戦してほしいと思います。皆さんの気持ちを尊重し、会社が全力でサポートします。
どんな課題もチームの力があるからこそ乗り越えられる
私の社会人人生は1991年に、DRAMの研究開発技術者としてスタートしました。入社後3年目に米国への赴任を命じられ、東芝(のちの東芝メモリ→キオクシア)・IBM・シーメンスの3社による次世代DRAMの共同開発に携わりました。赴任当初の出来事で印象に残っていることが二つあります。一つはオフィス環境です。開発メンバー全員に個室が与えられたのです。私は入社3年目の新米のため、二人部屋でしたが(笑)。それでも部屋の入り口にはネームプレートが掲げられ、まるで海外ドラマの世界でした。この時に、大きな仕事への責任を感じ取り、「ああ、この世界で生きていくんだ」と決心したことを覚えています。二つ目は、赴任先に当社で作ったツールを持参したのですが、IBMの方々にそのツールが使いやすいと大好評だったのです。技術者から褒められるくらいですから、当社の開発力は当時からレベルが高かったという証拠です。
帰任後も研究開発を続け、その後は市販製品の設計にも携わりました。DRAMからNANDへ、そしてBiCS FLASHTMへとあらゆる開発・設計を行ってきました。なかでも二次元(NAND)フラッシュメモリについては、最後の世代まで関わりながら見届けることができたこと、これは技術者として非常に感慨深い経験です。そして、どのタイミングでも当社メンバーの力が大きな助けになり、いろいろな苦境を乗り越えられたと、あらためてチーム力の大切さを実感しています。
この仕事は、難しい課題にぶつかることが多くあります。それゆえ、工夫しながら乗り越えていく面白さも持ち合わせています。苦労の先には喜びが待っていますが、そのプロセスをぜひ楽しんでください。結果はどうあれ、その姿勢が皆さんの人生を彩り豊かなものにしてくれると信じています。